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みかん 杭瀬 4月  後半 活動報告

③体幹トレーニング

今月も体幹トレーニングを実施しました。先月と違った動きを取り入れています。
みんなで和になって一つの動きを作り上げました。
手を繋いで足を上げると、大きなお花の出来上がりです。

一人ひとりに合わせた動きにも注意を払っています。

子どもたちを見ていて、「先月できなかったのに今月は何とかできている!」
という発見もありました。
体幹トレーニングは何歳になても必要なので今後も続けていきます。

鯉のぼり制作

5月5日の子どもの日に向けて、鯉のぼりを制作しました。
子どもたちは工作が大好きです。
鯉のぼりは鯉のぼりなのですが、みんな少しずつ微妙に違って、
子どもたちそれぞれの個性が出ています。

子どもたちの表情を見ていただけないのが残念です!

⑤ おうち制作

段ボール箱を近所のスーパーから頂いて、子どもたちが実際に入れるお家を制作しました。

写真でご覧いただけるように、『ここにドアをつけよう』 『テーブルはここに作ろう』と子どもたちは一生懸命想像しながらこれらのお家を作ってくれました。

これだけの大きな段ボールなので、みんなで協力しながら、『ここ持ってて』『ガムテープ貸して』など声を掛け合いながら作業しました。出来上がった後、3日間ほどは潰さずにみんなで楽しみました。

大人から見たら単なる段ボールの家ですが、子どもたちにとっては特別な意味があります。一つの同じ部屋にいても空間を区切っていることで “秘密基地“ “安全地帯” の役割があります。私たちはこういう子どもの思い、冒険心を大切にしています。

その他の活動の様子もご覧ください。

4月は春休みもあり、たくさんの課題をしました。私たち職員は子どもたちの笑顔や悔しそうな顔、達成感に満ちた顔を見ることができました。このような子どもたちの反応、順応ぶりが私たちのやる気を掻き立ててくれました。
今後も工夫して、試行錯誤して、子どもたちにとって最高の経験をプレゼントできるよう走り続けます。保護者の皆様のご協力に心より感謝しています。

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みかん杭瀬店 4月 活動報告

みなさま、こんにちは。新学年を迎え、子ども達も新しい環境に慣れてきた頃かと思います。杭瀬の子ども達は小学一年生から二年生に進級しました。今までは自分たちが一番下で上級生にお世話していただく立場だったのが、新一年生が入学してくることによって今度は自分達がお世話してあげる番になり、ちょっぴりお姉さん、お兄さんになったようですね。

① 音楽療法

月に1回ある音楽療法を子ども達は楽しみにしています。毎回、新しくなっていて、音楽に合わせて体を動かしたり、クイズがあります。何よりも楽しみにしているのが、触れることができる教材があることです。珍しい楽器や、手作りのボールや絵本と連動した遊びがあり、毎回違うのです!!

『今日は何だろう?』という感じでみんなワクワクしています。

見ているだけでなく、実際に触って自分で演奏できるのが音楽療法の醍醐味です。 その音を出すときに周りと合わせながら演奏することで綺麗なハーモニーが出来上がります。子ども達は初めてマンドリンを触って興味津々です。この音楽療法で初めてを経験することがたくさんあります。

クラス全員でする活動と一人ひとりがする活動が上手くバランス良く組み込まれていて、楽しすぎていつもあっという間に時間が過ぎてしまいます。

終わったばっかりですが、みんな次の音楽療法を楽しみにしています。

② 文章聞き取り訓練 & 指先の巧緻性

みかんではいつも終わりの会の前に絵本の時間があります。(よほど時間がない場合は除きます)
子ども達が飽きないように、職員が図書館へ借りに行って毎回違う絵本を読んでいます。

今回の課題は絵本の読み聞かせをしたのですが、いつもとは違い読み終わったあとに本の内容に関する質問をしました。

真剣に聞き入る子ども達。職員の読み聞かせにも工夫が凝らされています。大袈裟な表現は避け、子ども達が集中しやすいような速さで一人一人とアイコンタクトを取りながら読み進めます。

内容理解の質問に答えるのはそう簡単ではありません。 まず、話の大まかなストーリーが分かっていないと答えにくいです。積極的に手を上げて発表してくれたり、分かっているけど手を挙げるのが恥ずかしくてじっと見ている子ども達もいました。 私たち職員がこの質問は難しいかな?と思っていた問題もしっかり答えることができる子ども達もいました。内容理解の質問は答えることができるのが重要なのではなく、子ども達が『何だったっけ?』と聞いた話を振り返り思い出そうと考えることがこの課題の本質です。そうすることで記憶力や記憶の定着が促進されるからです。

もう一方のグループは巧緻性を高める訓練です。巧緻性(こうちせい)とは指先の器用さを意味します。巧緻性と学力には密接な関係があるといわれていますが、私たちが巧緻性に重きを置くのには別の理由があります。巧緻性が高いと生活しやすくなると言われているからです。手指の巧緻性を研究する川端博子教授(埼玉大学)らが2007年、小学6年生518名を対象に実施した調査によると、巧緻性を測定する「糸むすびテスト」で成績が上位だったグループは、そうでないグループと比べてさまざまな学習活動を楽しんでいた そうです。

学校で同じことをするとしても、楽しんでするのと 苦手意識を持ちながらするのでは雲泥の差が出てきます。子ども達が生活しやすくなるようなお手伝いができることを願ってこの課題を作りました。

かわいいライオンさんに洗濯バサミの立髪をつけていきます。大人にとっては簡単なことですが、この年の子ども達にとっては 力を入れ目標の場所まで持続させ離す という一連の動作は意外に大変なのです。 かわいい動物に興味をそそられ集中して取り組んでくれました。

こちらは 赤、青、黄、緑色の枠に同じ色のゴムをかける訓練をしてもらいました。今度は色の認識の要素も入ってきて少しグレードアップしています。最初は上手くできなくて不機嫌になっても、回を重ねるたびに上手くできるようになり、全部できると誇らしげな笑顔を浮かべていました。


今後も 指先の巧緻性に関しては 継続的に進めていく予定です。

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杭瀬店 3月 活動

みなさま、こんにちは。 みかん杭瀬店では、今月もいろいろな活動を通して、多くの学びがありました.

① Uber eats で注文

3月6日(土)のおやつをuber eats で注文しました!
その時の子どもたちの様子をご覧ください。

最初にインターネットの使い方、注文の仕方を理解して、

実際に子どもたちに注文のクリックをしてもらいました.

画面を見ながら、配達員さんが今どの辺まで来ているかを地図で確認しています。『あっ、もうここまで来てる!』、『もうすぐや!』と子どもたちが私たち職員に教えてくれるようになりました。

配達員さんが到着しました。
どんな方が来てくださるかは、あらかじめ画面を見て子どもたちは知っていました。 みんなで大きな声で『ありがとうございます。』とお礼を言いました。

みんな自分たちで注文した サーティワンのアイスをおいしそうに食べました。
Uber eats 体験は 現代社会では欠かすことのできないIT技術を使って、注文をしたり、地図を見たり 多くの学びがありました。

今後もこれから先 子どもたちが体験するであろうことをちょっと早めに みかんで経験していただきたいと思っています。

② 楽器あそび

あそびと言っても、ちゃんとした楽器用の鈴を使っているんですよ。
まず、楽器の使い方の説明を聞いて、何人かに前に出てお手本になってもらいました。

みんなの演奏をよく見て、今度は実際に鈴を持って演奏しました。

みんな真剣に鳴らしてくれました。鈴は簡単なようですが、集中してたたかないときれいな音が出ないんですよ。最初は振り回す子どももいましたが、最後には、杭瀬店にきれいな鈴の音が鳴り響きました。

③体幹トレーニング

遊びの要素を取り入れながら、バランス感覚や体幹を鍛えるトレーニングを行いました。幼児、児童は頭の比重が大きく、バランスが取りにくく、転びやすくなっています。児童から思春期にかけて大人と同じようにな体型になっていきます。

新体操のリボンのような道具を使って、音楽に合わせて踊りました。しかし、これは単なる踊りではなく、この動きの中には体幹を鍛えるトレーニングが隠されていました。

子どもたちは普段しない動きに、意欲的に取り組んでくれました。『もっとしたい!』や 『このリボン欲しい!』という声も聞こえてきました。

④ ◯❌クイズ

まず、最初にクイズの説明を真剣に聞く子供たち。

クイズの出題も子どもたちに任せました。

このクイズの面白いところは、最初は自分で考えて◯❌に進みましたが、周りを見てやっぱり違う方へ変えたり、人数の多い方へ変えたりと、他のお友達の動向を気にしながら、最終的に◯❌を決めたりしたことです。

自分中心から周りも気にする姿が見られて、他者意識が育まれているのだとわかりました。

普段の活動の様子もご覧ください。

もう、桜が満開になりましたね。来年の桜が咲く頃には3年生になる子供たちにとって これからの2年生の時期が 最高の思い出が残るよう職員一同 取り組んで参ります。

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みかん杭瀬店 2月活動報告

みなさま 寒い日がつづいていますが、いかがお過ごしでしょうか?

暦の上ではもう来月から春になりますが、暖かくなるにはもうしばらくかかりそうですね。

みかん杭瀬店は、今月も4つの活動をしました。

① つくる、えがく、豆まき
② 宝探し
③ 避難訓練
④ 楽器あそび

子どもたちの様子とあわせて、
それぞれの目当て、目標を説明させていただきます。

① つくる、えがく、豆まき

『鬼は外。福は内』の掛け声で始まる節分は、例年は2月3日ですが、今年は124年ぶりに 2月2日になりました。 日にちがずれる理由は、地球が太陽の周りを一周する時間が 365日ぴったりではないから だそうです。

節分は文字通り季節を分けるという意味で、
日本にしかない行事です。
この様な慣習こそ 子どもたちに経験してほしいと考えています。

手先が上手く使えなくても、
『自分で作った』 や 『自分自身で装着できた』という体験を
味わっていただくため 紙袋を使用しました。

出来上がったお面をかぶった表情は、
みな満足感あふれる笑顔でした。

② 宝探し

みなさま、下記のなぞなぞを考えてみてください。

上の方は、たぬき の絵があるので “た”を抜いてみてください。すると”ヘヤノイチバンスミ(部屋のすみ)” という暗号が浮かんできます。 部屋の一番隅に行ってみるとヒントが隠されています。

下の方は イラストを参考に 縦のことばを完成させると、”つくえのした(机の下)” という暗号が出て 子どもたちが机の下を見ると、ヒントが出てきます。

このようなクイズが7回続き、ヒントを並べ替えると、お宝がかくしてある場所が出てくるようになっています。

みんなでクイズを考えて、答えを探しにいく顔には、
ワクワク、ドキドキが混じった生き生きとした表情が
あふれていました。

③ 避難訓練

この時期になると今でも2011.3.11のことが思い出されます。
今年は東日本大震災から10年目の 節目の年になります。

杭瀬の子どもたちは7歳、まだみんな生まれていませんでした。
ひょっとすると、みんなお空の上からあの光景を眺めていたのかも知れません。

この時期にする避難訓練は、
『子どもたちが無事成長しますように』
『災害時にもちゃんと生き延びれますように』という、
特別な願いを込めています。

幸い 子ども達はまだ、大きな地震や火事、災害を体験していないので、この訓練の大切さがわかりません。 私たちは、一人一人の顔を見つめながら、イラストや文字を使って、できるだけ分かりやすく伝えました。

「自分の命を守ること」の大切さが子ども達の心の隅にでも残ってくれていると本当に嬉しいです。

④ ひなまつり製作

みなさま、3月3日のひな祭りには 雛人形をお家に飾られましたか? もちろん、男のお子さんしかいらっしゃらないお家は飾ることがないですね。

みかんでかわいい雛人形を制作しましたので、
お家で飾っていただくと嬉しいです。

子ども達の個性があふれる雛人形です。
みんなそれぞれ雰囲気が違うのですが、一つ共通していることが、
御代理様とお雛様のお顔が笑顔だと言うことです

最初はハサミが上手く使えなくて、怒り気味だった子も、職員と一緒にゆっくり進めてなんとか切れると、誇らしげな表情を浮かべていました。

節分同様、日本の伝統文化を味わってもらいました。

子ども達の普段の様子もご覧ください。

学校がお休みの土曜日はみかんで給食を食べていますが、祝日など給食がお休みの日は、子ども達が大好きなマクドナルドのハッピーセットなどを、いま流行りのUber eats などを使って注文してみたいと考えています。

 子ども達と一緒に注文から受け取りまでの流れを I pad を使ってリアルタイムで検索して、これからのIT社会への準備を経験していただきます。

今は注文したものが、お店を出てどの辺まで来ているかをI padの画面上でリアルタイムで確認することができますので、子ども達一人一人に実際に体験して欲しいと思っています。

来月も子どもたちの様子をお伝えしますので、
楽しみにしていただけると嬉しいです。

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みかん杭瀬店 1月活動報告

みなさま こんにちは。 2021年がスタートし はや約1ヶ月、
いかがお過ごしでしょうか?

私たち職員は、みなさま方の大切なお子さまを 
その子に合った方法を模索しながら 療育させていただくことを
 新たな気持ちで お約束いたします。 

子どもたちは、初めての小学校生活を 異例の中で開始しました。
もう 何が起こっても 子ども達なりに対処していける力が自然と身に付いているかもしれませんね。

ここからは みかん杭瀬店の1月の活動を 報告いたします。
今月は次の4つに取り組みました。

① 体力づくり
 ② お正月あそび
   ③ ボディーイメージ
④ 集団ゲーム

お正月中は 寒さや コロナのこともあり、例年よりは外に出かける機会が
少なかったのではないでしょうか? そこで、まずは体力づくりです。

みかん杭瀬店には、子どもたちの様子を見ながら 
うまく加減して走り続けることができるスーパー職員がいます。 

鬼ごっことなると、子どもたちはキャーキャーはしゃぎながら、
あと少しで捕まりそうになるスリルを味わい、
子どもたちのペースで走り回りました。

遊具も大好きです。

子どもたちの生き生きとした 表情をお見せできないのが残念です。

② お正月あそび

カルタ取りは2つの学びの要素があります。 
一つ目は文字の確認作業です。
 杭瀬店に来ていただいているお子様の中には、
文字の読み書きが苦手なお子様もいらっしゃいます。
 そういうお子様の場合は、形が同じものを見つけるという観点から
取り組んでいただきました。

二つ目は感情のコントロールです。 
カルタを取ろうと真剣に探していた時にお友達の方が早く見つけて取った時に、その悔しさを爆発させないようにする事の学びを経験して
もらおうとしました。 
悔しさを表現するのは当然のことなのですが、
正しい表現方法の仕方を学んでいただこうとしました。

③ボディーイメージ

手足や体を思うように動かしにくいということが見られるお子様は、
体の操作をするボディーイメージが発達段階にあるためです。
 できない動作を繰り返し練習するよりも
 楽しんでボディーイメージの土台づくりができるよう
「蜘蛛の巣くぐり」と「タオルブランコ」を行いました。

みんな真剣に忍者になったかのように 挑戦してくれました。

④ 集団ゲーム

“猛獣狩りへ行こうよ” では、1人がお題をいい、たとえば “コアラ” であれば3文字なので、3人でグループをつくるという集団ゲームです。
これは、他者への気づきや他者意識を促す良い練習になります。

“自分は何をしないといけないか?” や “ほかのみんなは何をしているか?” に気づけるようになるためには、他者を意識することが必要不可欠です。

学校でも個別の指示がなくても、お友達が今何をしているのかを見て行動できるようになると、集団行動への参加がスムーズになると考えられます。

楽しいゲームを通して、他者への気づきを促していきました。

普段の活動の様子もご覧ください。

初詣のブログも 一月にアップしていますので、
もし よろしければ ご覧ください。