カテゴリー: みかん杭瀬放課後等デイサービス

みかん杭瀬店 7月 活動報告

みなさま、こんにちは。暑い日が続きますが、体調、お変わりございませんか? 激しい夕立など、急な天気の移り変わりにも驚かされることがありますよね。梅雨があければ、夏本番になります。水分補給などに気をつけ、無事元気にこの夏を乗り切りましょう。

7月はなんと言っても、七夕ですよね。七夕の飾り付けはとても趣きがあり、テクノロジーベースの現代とはかけ離れた伝統的な良さが魅力です。こういった情操教育こそが、子どもたちの心を豊かにしてくれるとみかん杭瀬店では考えています。特に短冊にお願い事を書くことは、改めて自分が何を望んでいるかを再認識する良い手段です。書くことが難しいお子様は、短冊に自分で絵や模様などを書いてそれを笹に飾ることに重きを置きました。

子どもたちの中には、お願い事に自分のことではなく、『へいわなせかいになりますように!』や『コロナがなくなりますように!』などみんなの事を書いてくれた子もいました。教えられなくても、自然にそんな事が書けるなんて素晴らしいです!!

この笹は職員が一本一本心を込めて作りました。みかんに展示後、お家へ持ち帰りますので飾りつけと一緒にご覧になってください。

その他の活動もご覧ください。

子どもたちが楽しみにしている夏休みが近づいて来て、職員たちはみんなでどうやって子どもたちに良い体験を積んでもらうかをいつも考えています。一生に一度の2年生の夏休みをみかんで過ごせてよかったと思ってもらえるよう、職員一同、頑張ります。

次回のみかんブログの更新は9月初旬に予定しています。夏休み中は、子どもたちが朝から来てくれるので、そちらを優先します。また、出来上がりましたらLINEで送らせていただきます。

それでは皆様、よい夏休みをお過ごしください。

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みかん 杭瀬店 6月後半 活動報告

みなさま、こんにちは。今年も半分過ぎ、後半戦に入りましたね。7月、8月は、何と言っても夏休みが控えています。子どもたちは、この夏休みを楽しみにしています。学校がない分、お家やみかんで過ごす時間が長くなりますが、メリハリをつけて活動していきましょう。

さて、みかん杭瀬店では、6月後半の課題は

① 石鹸作り
② 数字つなぎ
③ 正しい言葉の使い方

に取り組みました。一つ一つ、目標と 様子をお伝えしますね。

① 石鹸作り

6月前半のスライム作りは、『耳で作業手順を聞いて、その通りに進める事ができる』 が 目標でした。
石鹸作りは 紙に書いてある手順通りに、自分で進める練習です。最初から教えてもらいながら作るのとは違い、能動的な作業になります。この作業は大人になってからも、説明書を読んだり、セルフサービスのお店などで必要な作業になります。

石鹸の作り方

① グリセリンソープを小さく切る
  ② 切ったグリセリンソープを紙コップに入れる
③ 紙コップに作りたい色の色素やカラーチップを入れる
   入れすぎ注意 少しの量で色がつくよ
③ 電子レンジで あたためる
④ わりばしでまぜて、完全にとけたらそのままおいておく
⑤ せっけんがかたまったら、紙コップからせっけんをとりだす

この手順で、石鹸を作ります。 実際に子どもたちには、下の用紙を配り、これを見ながら作ってもらいました。

この手順通りに進めると、下のような石鹸の出来上がりです。

わかりやすいように、1番 石鹸を切る、 2番 紙コップに入れる とナンバリングすることで、子どもは手順を理解できます。途中で、気が散ってしまうのではないかと心配しましたが、実験のような作業が面白かったようで、ほとんどみんな、最後まで休憩することなく、進めることができました。 子どもたちがどの作業をしているのかわからなくなった時は、『2番まで終わっているから、次は3番からだよ』と言う声掛けだけで、また独力で作業に戻れた子もいました。

今回の 『書かれた説明を見て自分で進める』 は、前回の 『口頭で説明を聞いて自分で進める』と同様に、今後も内容を変えて取り入れていこうと考えています。 

② 数字つなぎ

数字つなぎの 目当ては 『バラバラに並んだ数字をみて、順番通りに理解出来る』です。一列に並んだ数字はすぐにわかりますが、ランダムに並んでいる数字をすぐに認知するのは意外に難しく、時間がかかります。これに遊びの要素も取り入れて、子どもたちが楽しめるようにしました。

やさしいものから複雑のものまで、一人一人のレベルに合わせて、問題を選んでいます。コツは最初は少し簡単と感じるぐらいのものを選んで、徐々に難しくしていきます。『こんなの簡単やん!』と言う子もいますが、実はこう思ってくれることが、非常に重要なのです。『出来る』『簡単だ』と思ってすると少し難易度が上がっても1人でできることが多いです。

出来上がった作品を見て、『やっぱりなー、ゾウさんと思っててん。』や『もう一回したい!』など、色々な反応が返ってきました。ちゃんと合っていた時は赤で丸をつけてあげると、嬉しそうにお友達に見せに行ったりしてました。

今後はさらに、レベルアップして足し算や引き算の要素も取り入れていこうと考えています。

③ 正しい言葉の使い方

保護者の皆様も、お気づきかもしれませんが、時々、子どもたちの言葉が乱暴な時があります。全員というわけではありませんが、友だち同士で遊んでいる時や、ちょっと感情が昂った時などに顕著にみられます。

また、普段は使わない言葉でも、周りの子の影響を受けて使う子もいます。ある程度は想定内ですが、今も、これからも、絶対に使って欲しくない言葉があります。

『死ね!』『くさい!』『殺すぞ!』 『クズ!』など人を傷つける言葉は、みかん杭瀬では使わないよう、今後も引き続き指導していきます。その都度、個別にゆっくり時間をとって注意します。これを言われるとどんな気持ちになるかを考えてもらいます。

ここまで酷い言葉でなくても、

『ちんこババァ!』『うんこジジィ!』など、世間一般に使っていると笑われるような言葉も、その都度注意しています。

個別に注意していますが、改めて、みんなに使ってはいけない言葉、どうして使ってはいけないか を話す時間を取りました。

また、人に対する 思いやりや敬意を表す言葉の重要性を分かりやく伝えました。『〇〇さん』『〇〇くん』『〇〇先生』と敬称の使い方についても、説明しました。

話を聞くときの態度や姿勢を正すことやマナー全般について話しました。職員が真剣に伝えると、子どもたちにもその思いが伝わったようでした。 この成果として、それ以来ほとんどの子どもたちは、これらの言葉を使わなくなりました。言いそうになっても、職員の顔を見て ハッとしている様子が感じ取れたこともあります。杭瀬の子どもたちは素直な子ばかりなので、やればできるのです!!!

その他の活動の様子もご覧ください。

それでは、また7月の活動もご期待ください!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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みかん 杭瀬店 6月前半活動報告

みなさま、こんにちは。 みかん 杭瀬では6月前半は

①カタツムリ制作
②音楽療法(リトミック)
③スライム作り

に取り組みました。

紙皿と色画用紙を ハサミやのりを使ってカタツムリの形に作っていきます。この制作の めあて は今の季節を感じながら、指先の巧緻性を高めることです。そうなんです。みかん杭瀬では巧緻性にこだわっています。ちょっとおさらいをしますと 巧緻性とは 一般的に 『手先の器用さ』 を意味します。手指を上手に使えることと 繰り返しを必要とする学習には相関関係があり、繰り返し巧緻性のトレーニングをすることにより集中力も身に付きます。

巧緻性の発達は単に指先を巧みに動かせるだけではありません。指先は 『出ている脳』 とか 『第2の脳』などと言われるほど、末梢神経が集中しており、この指先への刺激が子どもの脳を刺激していくことになります。手の機能を充分に使いこなし成長した子どもは、さまざまな事柄に意欲的に挑戦しようとします。また、出来ないことが出来るようになるまでの根気強さも身に付いていきます。

巧緻性を鍛えることの利点はまだまだあるので今後もお伝えしていきますね。 こういう訳で みかん杭瀬では指先の巧緻性を重要視しています。

いくら巧緻性が大切だと言っても、『やりたい!』と思えるものでなければ子どもたちは心から取り組むことができません。それ故、私たちは子どもたちが喜んでくれるようなことを盛り込みました。紙皿の凸凹がカタツムリの胴体になっていたり、シールやペンで模様を自由に入れてもらったりしました。 まさに みかんのキャッチフレーズの『楽しくなくっちゃデイじゃない!』なのです。

② 音楽療法(リトミック)

みんな待ちに待った音楽療法が 6月3日(木)にありました。音楽療法は五感をフルに使います。見て、聴いて、触って、感じる参加型エンターテイメント ショーのような楽しいひと時を過ごしました。

『あまがえるのあおちゃん』を読んでもらい、続いて内容に関する質問がされました。本に出てきたことをそのまま子どもたちも体験してもらいました。下の動物を押すと音がでるんですよ。かわいい楽器になっています。

虹の橋をバランスを取りながらわたります。 みんな橋から落ちないように一生懸命です。

次はお魚釣りです。手作りのやさしいお魚がいっぱいです。こんなにかわいいお魚だと釣り上げたいと思いますよね。

楽しいワクワク ドキドキの魔法の国にいるような時間でした。

③ スライム作り

6月の2週目は 実験のようなスライム作りをしました。子どもたちのお父さん、お母さんが子どもの頃、一度はスライムで遊んだことがあるのではないでしょうか? 今ではそのスライムを自分たちで作って遊ぶ時代になりました! こんなに楽しくみんなで作れるなんて夢にも思いませんでした。

作り方は
❶ 洗濯用水のりに好きな色を少し入れて、割り箸で混ぜます。
❷ 泡のハンドソープを入れて、さらにかき混ぜます。
❸ ほう砂水を少し加えて、すばやく混ぜます。
❹ ちょうど良い粘り気が出てきたら、手にのせて、こねて出来上がりです。

2週目は耳で聞いて、実行する訓練です。聴覚を鍛えるため、上記の作り方を口頭で伝え、作業していただきました。最初は目の前の教材に気を取られ耳が疎かになってしまうこともありましたが、何度か聞き逃しをしていると、先生の言うことをちゃんと聞き取らないと次に進めないと気がついてくれる子どもたちが多くいました。

最初は乗り気でなかった子も、進めていくうちにのめり込んでいくように取り組んでいまし た。 スライム作りは子どもたち全員が参加しました。 椅子に座るのが苦手な子も、実験のような作業の楽しさの方が勝り、全員が最初から最後まで椅子に座り取り組めました。 今後もこのように全員が参加できる魅力的な課題を作っていきます。

その他の活動の様子をご覧ください。

みなさま、どうぞ、6月後半もご期待ください!

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みかん 杭瀬店 5月後半 活動報告

みなさま、こんにちは。いかがおすごしですか?

今年は例年になく梅雨入りが早くなりましたね。本来なら5月は爽やかな五月晴れのはずが、本格的な雨の季節になってしまいました。お母さん方の悩みはなんと言っても洗濯ではないでしょうか? 『乾かない!!!』と言う声が聞こえてきそうです.

子どもたちの反応は千差万別です.雨に少しでも濡れるのを嫌う子や、反対に喜んで自ら水溜りにダイブしてしまう子や雨でも晴れでも同じように過ごす子など、それぞれそ子どもたちの性格が顔をのぞかせています.

いやな梅雨を乗り切るために梅雨の利点を考えてみました。

①梅雨の晴れ間があることで晴れの日のありがたみが身に沁みる.
②紫陽花(あじさい)など梅雨の花が美しい
③ 傘の花が咲く

気休めにしかなりませんが試しに梅雨の良いところを考えてみてくださいね。

みかん杭瀬では5月後半は

①文章をつくろう ❷
②迷路

に取り組みました。 それぞれ説明いたします。

① 文章を作ろう❷

5月の前半で単語をつなげて文章を作る試みをいたしましたが、今回は文節・助詞を意識できるように区切って、さらに難易度がアップしました。

子どもたち1人ひとりにあった文章(鬼滅の刃が好きな子にはキャラクターの名前を使用した文章)を作り取り組みやすいよう工夫しました。最初はたくさんの言葉のカードがあり、一瞬見ただけで『できない!』や 『わからへん!』などが聞こえてくることもありましたが、私たち職員はこれを予想して説明の仕方を考えていました。『まず、誰がするのかな?』と主語に気づいてもらうようにして少しずつ進めました。

『〜〜〜へ』 や 『〜〜〜を』を改めて学習する良い機会になりました。最初は乗り気でなかった子も文章が出来上がると嬉しそうな笑顔が見られました。私たち職員はこの笑顔がみたかったのです!

② 迷路

迷路は目と手の協応を考えて取り入れました。目から取り入れた情報に対して手を使って適切に処理をする能力を高めることが目的です。レベルは様々で子どもたちに適した難易度を選びました。最初は少し簡単に感じるものから始め徐々に難しくしていきました。

初日はあまり考えずに手だけが先行して壁に当たると向きを変えるといった様子でしたが、3回目、4回目になるとまず、目で進む進路を確認して、行けそうであれば手を動かすという姿が見られました。

迷路や本読みが極端に苦手なお子さんは、まず見ようとしているものを確実に捉え、それをはっきり見て認識する必要があります。視力に問題がなく、よく見えているように見えても、実は 『見る力』に弱さがあり、本当の意味で見ることができていない ということが起こっている可能性もあります。 みかん杭瀬店ではこれからも 目と手の協応 を重視して課題に組み入れていきます。

普段の活動の様子もご覧ください。

次回、6月のブログを出す頃には梅雨が明けていることを願っています。みなさまに、このブログを読んでいただけることが私たち職員の励みになっています。 ありがとうございます。

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みかん 杭瀬店5月 活動報告

新年度が始まり、一ヶ月が経ち 子どもたちや保護者の皆様も新しい生活に慣れてきた頃かと思います.これからじっくり落ち着いて一人ひとりの目の前の課題に取り組んでいける時ですね。 私たち職員がみかんで出来ることは

・子どもたちの思いを受け止め、寄り添う
・子どもたちの変化に気付き、良いことは愛情いっぱいに褒めてあげる、良くないことは子どもたちがわかるように伝えていく
・子どもたちが一人ひとり自分の課題を乗り越えられるようサポートし、見守る

です。課題はさまざまで、それぞれ一人ひとり違います.席に座って話を聴くから他の人の気持ちに気付くまで色々ですが、私たちは子どもたちの目の前にある課題を一つずつクリアできるようお手伝いします.

子どもたちにとって一番頼りになるのがお父さん、お母さんで、私達職員もかなわないです.しかし身近すぎて時にはお父さんやお母さんに言いにくいことや困っていることも、適度な距離感にあるみかんの先生には言いやすいかも知れません.私たちは そういう隙間に入れる、子どもたちが何でも話しやすい頼りがいのある職員を目指しています。

今月前半の活動は 

① シール貼り
② 文章を作ろう

それでは一つひとつ説明させて頂きます

①シール貼り
シール貼りを正しく行うには色の認識、場所の確認が必要になります。このシール貼りは4月の課題でもありました巧緻性とも関係しています。


指定の場所にはみ出さずに貼るという細かな作業はこの年代の子どもたちにとっては簡単ではありません。赤とピンクは同じ暖色系の色で似ていますが、やはり明確な区別が必要です。このシール貼りでは 見本と同じように貼る場所と色を確認する作業ができるようになります.

じっと座っているのが苦手な子どもたちもシールを剥がしたり、貼ったりする作業は楽しいようで夢中になっていました.

口を出しすぎないように見守っていると子どもたちの動作の意味がわかってきます.そこを見逃さずにいいタイミングで声がけすることを意識しました.

② 文章を作ろう

私たちは何気なく言葉を使っていますが、この能力って本当は素晴らしいですよね.言葉のおかげで意思を伝えることができ、相手の思いも知ることができます.あまり意識して使っていない言葉だからこそ、時には見直してみると自分では気づかなかったような発見があるかも知れません.それは子どもたちにとっても一緒です。

言葉を探そう では普段使っている単語でも、たくさんの平仮名の中に埋め込まれているとなかなか見つけにくいものです.子どもたちは左右、上下見ながら一生懸命、考えてくれました.口を出さずに見守っていると時間は多少かかっても見つけ出せる子が多くいました. どうしても分からない時だけ最初の一文字をつたえると、『あっ、あった!』『あっ、これわかってた!』と言って自分で納得していました.一つ見つけると後は達成感を感じたのか自分自身で最後までやり抜く姿勢を見せてくれました。

もう一方の 3つの言葉を使って 文章を作ろう は意外に難しい作業になります.と言うのも、日本語は主語が省略されることが多く 通常のプロセス、主語、目的語、動詞の語順がなかなか思いつかなかったりするからです。私たち職員が主語が省略できる場合でも、時にはちゃんと使って子どもたちにもわかるように伝えていきます.

5月前半のその他の活動の様子もご覧ください。

5月後半のブログもご期待ください!