カテゴリー: みかん杭瀬放課後等デイサービス

みかん杭瀬店 11月前半 活動報告

みなさま、こんにちは。 秋晴れが続きさわやかな気候ですね。11月は12月の気忙しさ前の 静かなひと時ですね。みなさま、どうぞ今から12月の忙しさに対抗できるようエネルギーを温存しておいてくださいね。

みかん杭瀬店では11月前半もいくつかの活動をしましたがその中から2つご紹介させていただきます。

ミノムシ制作

一昔前は外で遊ぶことが多かったので 木から垂れ下がったミノムシを見かけたものですが 今のご時世ではなかなか難しいですね。それでも小学校へ迎えに行った際の待ち時間で子どもたちと中庭散策をしていて見つけることもあるんですよ。小学校の草木は非常に手入れされていて珍しい実や花も発見することがあるんですよ。

この課題のねらいは 指先の巧緻性を高めることと 季節を感じてもらうことです。巧緻性の話はこのブログでよくご覧になっているので 聞き飽きたかもしれませんが 子どもたちの学校生活を快適にするため 普段の動作の向上のためにも みかん杭瀬店は本気で取り組んでいます。一人一人の様子をしっかり観察してどこが苦手かをつかんでいます。それを克服するためにこれからも課題に取り入れていきますね。

みんな一人一人の個性でいっぱいの木が出来上がりました。ミノムシのお顔がとってもかわいいんです!中にはピカソのようなシャレた表情を描いてくれた子もいました。今回の課題は集団ではなく個別でしたので 周りに影響されることなく自分の中のものを出してくれたような気がします。

アイロンビーズ アクアビーズ

アイロンビーズというと 女の子の遊びとイメージするかもしれませんが、実は男の子も女の子と同じぐらい好きなんですよ。ハマり過ぎて途中でやめれない子も出てきたぐらいです(笑)まるでスマホのゲームをしているかのように真剣なのです。この集中力と真剣さを他のことにも繋げていきたいと考えています。何より子供たちが楽しく過ごせます。

子どもたちの傑作をご覧ください。

こんなにも小さなビーズを配色を考えながらピンセットでつまんで置いてくれました。集中力と指先の巧緻性を鍛えるにはぴったりの課題です。取り組んでいる時の子どもたちの眼差しは真剣そのもので、見ていて清々しかったです。この課題は全員が参加してくれました。

次回のブログ更新は12月初旬に予定しています。

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みかん杭瀬店 10月後半活動報告

みなさまこんにちは。朝夕の寒さが増してきましたね。これからの季節は体にこたえますが、冬の楽しみはたくさんあります。夜、暖かい布団に入った時やお風呂の湯船に浸かった時の心地よさ、暖かいスープやコーヒーを飲んだ時の至福感、これこそ生きている実感を味わえる瞬間です。みなさまはどんな時に幸せを感じますか?

みかん杭瀬展では10月後半もいろいろな活動をしましたが、その中から1つご紹介します。

① かごめかごめ

日本の伝統遊びの一環として かごめかごめ をしました。 まず、ルールの説明を聞いてイメージを掴んでもらいました。聴覚からの情報だけでどこまでイメージできるかも試していました。それから実際にやってみて実感してもらいました。

かごめ かごめ カゴの中の鳥は いついつ 出やる
夜明けの晩に 鶴と亀が すべった 後ろの正面 だーあれ

大人にとっては聞き慣れた歌詞ですが、よく考えてみると 鶴と亀がすべった? などちょっとわからないところがありますよね? この意味の解釈をめぐっては諸説あるようですが、はっきりわからないそうです。一番古い文献では 1813年の歌舞伎芝居の子どもの遊び歌として登場しています。200年前の子どもたちが遊んでいた遊びを現代の子どもたちが楽しんでくれました。

ほとんどの子どもたちがカゴの中の鳥になってくれました。『後ろの正面だーあれ?』で一斉にしゃがみ込むのですが、慣れてくるとみんな、歌の最後が近づいてくるとしゃがむ準備をしながら回っているのがわかりました。不思議とみんな、楽しそうでこの遊びにとても馴染んでいました。200年前の子どもたちもこんな感じで遊んでいたのでしょうね。

② 音楽療法

10月30日(土)に音楽療法がありました。ちょうどハロウィン (31日)の前日でした。仮装をして夢のようなひと時を過ごしました。特に女の子たちが可愛い衣装や小道具に大喜びでした。ルイスキャロル著、世界的名作の 不思議の国のアリスの登場人物が出てきてくれました。先生がチェシャ猫になってトランプ兵のお手伝いさんと共にハロウィンお化けと遊びました。効果音のピアノがおとぎの国の世界をさらに演出してくれました。子どもたちが実際にいろんな楽器に触れ演奏できるところが 音楽療法の魅力です。楽器を鳴らす手の感触、耳から聞こえる音色、体に伝わる振動、周りの躍動感、これらが相まって子どもたちの心に響くのだと思います。 今回、様子を写真でご覧いただけなくて申し訳ございません。

次回は11月中旬にブログを更新する予定です。どうぞ、みなさま お体に気をつけて秋をお楽しみください。

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みかん 杭瀬店 10月前半 活動報告

みなさま こんにちは、過ごしやすい季節になりましたね。10月9日(土)は伊丹市荻野の畑にお芋掘り遠足へ出かけました。 若梅公園の近くにあるのどかな所でしたよ。車で40分ぐらいかかりましたが、アクシデントもなく楽しいひと時を過ごしました。

昨年は土が硬く掘り出すのに苦労したので、今年は子どもたちの力で掘れるよう、農家の方にあらかじめ耕していただきました。


みんなの真剣な様子をご覧ください!全員が参加して お芋を掘り尽くしました(笑)あちらこちらで『見て見て!』『ほら!ほら!』が聞こえて来ました。

お芋掘り遠足はみかんにとって大切なイベントです。このように土に触れるだけでも情緒が安定するのです。手が汚れるのを嫌がるお子様も最初は少し戸惑っていましたが、周りの自然や楽しそうなお友達の様子に影響を受けて 普通に触れるようになっていました。みなさま アーシングという言葉を聞いたことがありますか? 洗濯機など大型電化製品についている線を思い浮かべるのではないでしょうか? 機械だけでなく私たちの体にも電気が溜まってしまいます。冬になると パチッと静電気が起きますよね、これも土を触ることで電気が体から抜けて防止できるんです。裸足で土の上を歩いたり、土いじりをする事は実はとても体に良いのです。子どもが砂遊びを好むのも本能的なものかもしれませんね。みかん杭瀬店ではこれからも積極的に公園遊びを取り入れて、子どもたちに土に触れて欲しいと思っています。

・ハロウィンパーティ

ハロウィン🎃は比較的最近できたイベントですよね。皆様が子どもの時にはもう存在してましたか?何だか商業的な理由もありそうですが、子どもたちはハロウィンが大好きです。

ハロウィンは10月31日です。その由来はケルトでは10月31日が一年の終わりで、秋の終わりでもありました。その頃に死者の霊が家族を訪ねて来ると信じられていて、有害な精霊や魔女も出てきたそうです。元々はこういう話からスタートしたハロウィンですが、今や国民的行事になりましたね。毎年 ニュースで若者が仮装して夜の街を練り歩く様子が報道されています。仮装やマスクで匿名性が生まれ、普段とは違う自分になることで大胆な行動が取れるのでしょうね。

みかんの子どもたちも仮装して 普段とは違う雰囲気を醸し出していました。男の子はマントを好んでくれる子が多かったです。女の子はキラキラを気に入ってくれました。

仮装姿でフルーツバスケットならぬハロウィンバスケットやゲームをしましたが、確かにいつもよりみんな大胆に行動してくれていたような気がします。これも仮装効果なのかもしれませんね。

その他の活動の様子もご覧ください。

それではみなさま、深まりゆく秋をご堪能ください!

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みかん杭瀬店 9月活動報告

みなさま、こんにちは。過ごしやすい季節になりましたね。秋は夏から冬への通過点ですが、実りの秋とも言われるほどたくさんの変化が見られます。秋の醍醐味は紅葉と食べ物の収穫ではないでしょうか? お母様、お父様方は 家事に育児、お仕事など、さぞお忙しいことと思いますが、外に出て紅葉を楽しんでください。遠くに行かなくても近所の公園で十分です。変わりゆく赤や黄色、緑の葉っぱの下にいるだけで、自然の恵のシャワーを浴びて エネルギーを充電することができますよ。みかん杭瀬店でも時間がある時は ぜひ公園へ出かけたいと思っています。

それでは9月の課題の様子をお伝えします。

フワフワ宇宙人

静電気とはプラスとマイナスに帯電したもの同士が接触する時に互いに引き合う力のことです。磁石と同様に同じ極に帯電したもの同士は反発し合う性質があります。これにより静電気を帯びたものがゴミを引き寄せたり、フィルム同士が貼り付いてなかなかはがせないなどの現象が起こります。この性質を利用して宇宙人さんにダンスをしてもらいました。

すずらんテープを裂く動作はみかん杭瀬が力を入れている指先の巧緻性を鍛えてくれます。巧緻性に加えてもう二つのねらいがありました。実はこの単純な動作にストレス解消効果があるんです。やっていただけると実感してもらえると思うのですがテープをスーッと引き裂くととても気持ちがいいのです。やり始めると 止められるまでずっと続けてくれた子どももいました。もう一つは注視する力を鍛えることです。ビジョントレーニングでも注視する力を重要視していますが、じっと見る力は勉強でも必須の能力です。みんな裂くときはじっと見ることができていました。

手を触れないでものを動かす仕組みについても説明しました。学校の勉強で静電気が出てきたときにみかんでした フワフワ宇宙人を 思い出してくれる時が来たら本当に嬉しいです。

楽器あそび

前回の楽器遊びの際は すず を使いましたが、今回は太鼓の登場です。この太鼓は牛皮でできていてとてもいい音が出る本格的な太鼓です。みんながどんなに叩いても破れず、いい音が出ます。

最初は簡単なリズムから始めたのですが、みんなビックリするぐらい上手でした。リズム感が素晴らしく、どうしてこんなに最初からできるのだろうと こちらが感心させられました。

みんな上手でしたがその中でも群を抜いて異才を放っていた男の子がいました。その子を仮にB君とします。B君は普段は宿題や課題の時には落ち着けない時があり、集中するのが困難な事もありました。そのB君がバチを持った途端、自然に叩き出したのです!その格好も何というかベテランのようで、板についているのです。音も大きく綺麗に響き、どう見ても天性の才能のようにしか見えませんでした。杭瀬の音楽担当の先生も絶賛してくれました。その様子を見ていて 『持って生まれてくる』ということが本当にあるんだなーと思いました。B君の真剣な面持ちを垣間見て、将来、和太鼓のグループで活躍できるはずと、勝手な想像をしてしまいました。しかし、よくよく考えてみるとB君の才能はグループや規則に縛られていない場所だからこそ発露したのかも知れません。ひょっとして、学校の音楽会や合奏の時は、音符やリズムが決まっていてB君の才能にブロックがかかってしまうかも知れません。

他の子どもたちも、本当は好きで上手なことも 学校などの集団の中でみんな一斉に同じことをして、細かい規則やルールに従っていると、なかなかそれが表に出てこないっていうことがあるかも知れませんね。ゆっくり落ち着いて自分のペースで出来る時にこそ表れる才能をみんな持っているような気がしました。

他の活動の様子もご覧ください。

10月9日(土)にお芋掘り遠足に行きました。その様子は10月のブログでご報告しますね。みなさま、どうぞ深まりゆく秋をご堪能下さい。

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みかん杭瀬店 夏休み 活動報告

みなさま、こんにちは。振り返れば、あっという間に夏休みが終わり 2学期が始まりましたね。2学期は行事も多く 楽しい分、少し忙しくなります。そういう時こそ 体調管理が必要です。食事をよく噛んで食べて、睡眠をしっかりとって下さい。意外と見落としがちなのが 定期的な排便の習慣です。腸に便が溜まっていると動作にも影響が出ます。腸で老廃物が再吸収されてしまい体に悪さをします。基本の生活習慣が整っていると少々無理をしても大きく体調を崩すことはありません。子どもたちが元気であってこその 運動会や文化祭ですよね。

それでは夏休みの様子をご報告させていただきます。 夏休みは 始めの会の後毎日、体操をしました。

ラジオ体操や 音楽に合わせて体を動かしたりしました。この夏休みで 1つ大きな転機を迎えられたお子さんがいます。一年生の時からいつも体操の時は参加せずに 教室の隅っこで立っている男の子がいました。その子を仮にAくんとします。私たち職員は あえて参加するようには促さず、体操に関係のないことを話しかけたりしていました。それが ある日突然 体操をし出したのです!笑顔を浮かべながら 無理をしているのではなく Aくんが心から楽しんでしているのがわかりました。みんなびっくりして驚いていましたが Aくんは 気にもせず体操を続けていました。AくんにはAくんのタイミングがあったのです。ずっと教室の隅で立っている間は ひょっとすると体操のやり方を見て覚えていたのかも知れません。またはAくんは体操に取り組むまでにそれだけの時間が準備期間として必要だったのかもしれません。私たち職員が嬉しかったのは自発的にAくんが体操に参加してくれたことです。

ケースバイケースですが、待ちの教育の意義を感じました。心理学でレディネスという用語があります。何でも早く教えたほうが良いという訳ではなく その子にとって準備が整ってから教えたほうがちゃんとできるようになるという意味です。させられて出来るようになることよりも 自ら出来るようになったのでは意味が違ってくるからです。今の日本の教育は集団授業で一斉にみんな一緒のことをするので、みんなが出来ていることが出来ないと 目立ってしまい、本当の自分でいることができません。一人一人のタイミングに合わすことができれば 落ちこぼれる子もいなくなるはずです。みかん杭瀬店ではそれができます。一人一人の成熟度に合わせてしっかり見守っていきます。

夏休みの様子に戻ります。夏休みの初めの頃はよく公園へ出かけました。(8月はなかなか暑くて出かけられませんでした(T . T))水鉄砲はこの時期にしか出来ない集団遊びです。

いつもお着替えを用意していただき、また濡れたり汚れた服のお洗濯をしていただき、保護者の皆様にはご協力いただき大変感謝しています。水鉄砲はみんなで遊べるので、周りを見ながら自分の行動を考える良い練習になったと思います。

水に濡れたり 人にかけたりするのが苦手な子どもたちは、草木に水鉄砲の水をかけてあげたり 優しい姿が見られました。

自分の使いたい水鉄砲が他の子どもが使っている場合に 取り合いになるのではないかと職員は心配していましたが 『後で貸してな』や『これと交換して』など声を掛け合っていました。誰かのを取るという行為は全く見られませんでした。とても偉いです。来年 水鉄砲をする頃にはどんな風に変わっているのか楽しみです。

8月は猛暑で公園へはなかなか行けませんでした。そこで教室で体幹トレーニングを兼ねて体を動かすことをしました。

ケンケンパーやマスからはみ出さないように急いでゴールに到着するなどゲーム感覚で楽しみました。

タオルを繋いでヘビヘビや大縄跳びもみんなワクワクして取り組んでくれました。

スイカ割りもしました! と言っても衛生面を考えて風船をスイカ代わりにしました。目隠しをしてグルグル回りスタートです! 目が回って少しふらつきながら歩き出すと見ているみんなが『こっち!』『真っ直ぐ!』『違う!』など声援をかけてくれて 大盛り上がりでした。

いつになく みんな真剣に様子を見守っていました。やっている子も見ている子もみんな一つになって楽しめました。

お盆休みの後に 夏祭りを開催しました。 飾り付けはお祭りが始まる数日前から 子どもたちに手伝ってもらい心の準備もしていきました。初めてのことが苦手なお子様には それに向けて少しずつ準備をしていくと 大きな拒否感なく不安や恐れを取り除いてあげることができます。


まずは お菓子釣りです。魚釣りに見立ててお菓子を釣り上げました。自分の好みのお菓子を目指して、竿を動かす子どもたち。細かな手の動きが必要で上手く釣れると『ヤッター!』や『よっしゃー!』が聞こえてきました。

こちらは番号が書かれたボールの入ったガチャガチャです。番号ごとに選べるおもちゃの範囲が決まっています。みんなガチャガチャを引くときは興味津々で真剣な眼差しが可愛かったです。 おもちゃは事前にみんなにアンケートをとって子どもたちが欲しがるものをチョイスしました。お祭りでは盆踊りもしましたよ。体操の時間の後に 炭坑節を練習してきました。

その他の活動の様子もご覧ください。

とても楽しい有意義な夏休みでした。子どもたちにとっても思い出に残る夏休みになっていたら 私たち職員は本当に嬉しいです。保護者の皆様にはご協力いただき ありがとうございました。