あっという間に秋が過ぎ去り、寒さが本腰になってきましたね。寒さのあまりこもり気味になりますが、公園でのウォーキングや室内フィットネスをしながら体力をつけ、元気に冬を楽しみたいと思います。
課題の紙袋つくりの作業の紹介をしたい思います。
作業は、【紐を通してくくって完成】が簡単な手順となりますが・・・
完成の形として求められるのがくくった後のひもの長さです。
明確な印がつけられていない紐を「短くなるようにくくる」という指示で行動しています。(必要に応じて見本を提示することもあります)

【短くなるようにくくる】為には、方法とそれに伴って難しい点が出てきます
・紐先で小さい輪を作り、くくる→小さい輪に通すのが難しい
・紐の中部あたりで少し大きめの輪をつくりくくる→(そのまま引っ張ると中部に結び目ができてしまうので)通した後に輪を紐先へ引っ張ることが難しい
どちらも手先の細かな作業や、物理的な動きへの理解が必要となります。
できるようになるまで、繰り返し見本を見せる、手を添えながら一緒に進めていく(感覚が身につく)、指示の声かけをする。それぞれにあった支援の提供を行いながら、子どもたちがより分かりやすい方法で行って進めていきます。


作業終わりの「できました」の報告は社会に出た時のための訓練の一環で行っていますが、子どもたち自身の「自分でできた!」というの発表でもあり、職員からの確認作業が終わるとホッと安堵の表情と自信に満ちた満足げな表情を浮かべています。
