カテゴリー: みかん大西放課後等デイサービス

☆消防イベント☆

5月5日子どもの日。
尼崎東消防署の取り組みに参加しました。
放水体験や消火体験、そして普段はなかなか見ることのできない救急車の内部を見せて頂き、運転席やストレッチャーにも乗せてもらう事ができました。
初めての事に緊張する子どもや笑顔の子どもも…
いい体験になりました。


緊張感漂う中で行われた救助訓練の見学は、子ども達もみんな釘付けになっていました。

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リアル野球盤ゲーム

新年度である4月は夏季の体力測定に向けて、主として運動プログラムで体つくり運動を行なっていますが、裏プログとして熱い戦いが始まっています。

子ども達が大好きな『野球盤ゲーム』を実写化し、『リアル野球盤ゲーム』と名付け、お楽しみ会のプログラムとして行っています。

試合前にはルールをしっかりと確認します。

※④には現在得点板とカウントボードが新たに追加しています。

使用する道具は安全面に配慮したプラスティック製のバットとゴムボール。

ゴムボールは3種類用意しており、通常の大きさのボール、わざと大きく膨らませたボール、変化球ボールがあります。

※ボールの大きさの違いは『ねらい①』に記載しています。

大きめのボール

空気を多く入れて軽くし、打った時に上りやすくしています。

変化球用ボール

予測不能なカーブやバウンドをします。

前回ボッチャで使用した大西手作りスロープもピッチングマシーンとして大活躍です。

各1人ずつ実在するプロ野球チームのチーム名、エンブレムが与えられます。チーム名は人数上被るため、自身の名前を入れてオリジナルチームとします。(例:阪神タイガース→みかんタイガース)

試合は公式戦として全チーム総当たり。

リーグ戦ではなく、対戦表に○が1番多くついたチームが優勝となります。

試合が始まると子ども達の顔は真剣です。

バッターは塁に出るためヒットをねらい、ピッチャーはバッターに打たせないように慎重にボールを選びます。変化球用ボールや大きめのボールを上手に使って、バッターを翻弄します。

変化球のすごい曲がり具合に固まってしまう子ども達ですが、慣れるとボールの軌道を読んで打ったり、選球したり徐々にコツを掴んでいます。

守備では役割が4つあります。

守備の時間はこの4つをチームでローテションします。

ホワイトボードに掲示されているので自身で確認し配置につきます。

実際の野球とは少し違った部分はありますが、各役割につくことによって、野球のルールを徐々に覚えていくことができます。

得点板・カウントボードは、初めは職員が行っていた作業ですが今では職員の『ストライク』『ボール』『ワンナウト』の声に合わせて自身でカウントできるようになりました。

ランナーがホームに入ると得点を表示することもできるようになりました。

優勝チームには手作り優勝カップ、2位3位のチームには手作りトロフィーを用意しています。

試合前は、子ども達に『○○チームは何を目指しますか?』とインタビューすると『優勝!』『3位には入りたい』など上位を目指している声が多数でした。

プログラムはお楽しみ会としていますが、運動に繋がる動作としてのねらいが2つあります。

【ねらい①】力のコントロール

野球に限らず、これまでの運動では何も考えずに『力をフルに使う』ことが多く見られましたが、今回は効率的な力の使い方を身につけることを目指します。

本来ボールが高く上がって入るホームランですがホームランの的を敢えて下に配置し、力を抑えたバッティングを指導します。

強く打ちすぎて球場(段ボール)を超えるとその場で一発攻守交代となるルールで、力をフルに使わなくても力をコントロールすることによって『打球が的に入る』ということを体で覚えていくことができます。

またボールを3種類用意しており、大きく膨らませたボールは軽くて弾みやすく、球場を超えやすい。変化球ボールは軌道が変化する上、重さがあるためバットに当たっても飛びにくい。そのような特性も考えて打つことができるように工夫しています。

【ねらい②】チームスポーツの連携した動作

これまで行ってきたチームスポーツでは、味方同士での連携した動作が見られず個人種目化となっていました。チームスポーツは個人種目では感じることができないチームで点を取る喜びやポジションの役割分担などチームスポーツならではの楽しさを感じることができます。

今回の『リアル野球盤ゲーム』を通して、チームで点を取る楽しさを感じた子ども達。今後取り組むスポーツでは、味方にパスをもらうための予備動作や空いたスペースに飛び込むなど、連携した動作を増やしていきたいと考えています。

勝敗が決まるスポーツのため、負けてしまうと悔しさのあまりチームのせいにしてしまう場面も見られます。しかしそれも成長へのひとつとして、チームスポーツは一人では勝つことができないことを理解し、チームで協力して勝つことの喜びを感じてもらえたらと思っています。

優勝カップを手にするのはどのチームか、7〜8月予定の表彰式が楽しみです。

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障がい者スポーツ

障がいの有無に関わらず、子ども達がたくさんのスポーツに触れ合い、一人ひとりの『生涯スポーツ』に繋がってほしいという想いで、大西店では3月の運動プログラムで障がい者スポーツに取り組みました。

種目はブラインドサッカーとボッチャの2種目。

まずはじめに映像で『どのようなスポーツか』を学びます。

ブラインドサッカーは目が見えない人でも楽しめるサッカー、ボッチャは身体が不自由な人でも楽しめるスポーツと各種目のポイントを押さえて取り組んでいきます。

ブラインドサッカーでは3つのスモールステップで進めます。

①『目が見えない』とはどのような感覚かを体験

②目が見えない人への指示の練習(ガイド役)

③試合

①ではアイマスクを着用して、目標地点まで自身の感覚を頼りに歩いて行きます。

初めは視界を遮られ怖さで中々足が進まない子ども達でしたが、物を伝って歩くなど徐々にコツを掴むことができました。

②次に2人1組のペアを作ります。1人がアイマスクを着用し、もう1人は後ろに立ちます。

アイマスクを着用した人は室内に置かれたカラーコーンを探してタッチします。後ろの人はその位置から動かず『前・後ろ・右・左』等の言葉を使ってカラーコーンまで誘導します。

初めはなんと声かけしたらいいかわからず、言葉が詰まる場面も見られましたが、職員のお手本を参考にしながら、少しずつスムーズに指示が出せるようになってきました。

③最後は①と②で積んだ感覚を活かして2対2のミニ試合を行っていきます。

プレーヤーはガイド役の指示とボールの中の鈴の音に耳を澄ませて、ボールの位置を確認します。

ガイド役は相手チームのガイド役より素早く正確にボールの位置をプレーヤーに伝えます。

①・②ではスムーズに行えていた動作でも試合になると上手く行かず、『難しい!』とブラインドサッカーの奥深さを感じる子ども達でした。

ボッチャでは、職員も参加し試合をメインとして取り組みました。

3対3のチーム戦で一人2個ずつ投球し、白い目標球『ジャックボール』にどれだけ近づけることができるかを競い合います。

投げることが難しい子どもは『みかんの木』をモチーフにした大西手作りスロープを使用します。

手作りの球を使用するため、公式球に比べると真っ直ぐ転がらなかったり、思った軌道にならなかったりしますが、その分、より投球時の力の強弱を調整したり、相手チームの球にぶつけたりと自身で戦略を考える力も身につけることができました。

ボッチャでは計測係と審判係の役割も子どもたちが行いました。

取り組むスポーツのルールや勝敗を理解することはとても大切なことです。

ボッチャは投球の順番が少し変わっていますので、審判役は赤・青の色がついた板をしっかり表示して、次の投球の順番をプレーヤーに伝えます。

計測係は『投球の順番の決定』・『勝敗の決定』を担うとても重要な役割です。

数センチが勝敗を分けます。

ジャックボールに近いボール、遠いボールをメジャーを使って正確に計測します。

計測がしやすいように目的に合わせてメジャーの使い分けをしており、投球の順番を決定する際は日用大工などで使用するメジャーを使います。

勝敗を決定する場合はスポーツ用品のメジャーを使いました。これはジャックボールを起点に円を描く(円の中に入っているボールの数を数える)ためです。

共生社会の形成に向けて、スポーツは大切な役割です。

手作りスロープは平等に競い楽しむための大切な道具です。

新たなスポーツにチャレンジし、子どもたちも職員も一緒になってみんなで楽しむことができました。

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チューリップの観察日記♪

街中の至る所に満開の桜がみられ、やっと暖かい春がやってきました。

大西店では店舗の入り口でも春の訪れを感じています。

その正体は10月にみんなで植えたチューリップ。

5か月の月日をかけてやっと芽をだしました!!

待ちに待ったその様子に子ども達も大興奮。

10月下旬、一人ひとつ渡された球根をしっかり観察し、立派に育つよう思いを込めて土に埋めました。

そして芽がでた様子も観察。

グラデーションで見事に描いています!

自分の植えたチューリップは何色の花が咲くのだろう?とワクワクする子ども達。

花が咲くのが待ち遠しいですね。

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みかん大西体力テスト

毎年2月は『全国生活習慣予防月間』です。

健康とは単に身体の状態だけではなく、肉体的・精神的・社会的に良好な状態を言います。

子どもたちがスポーツや運動を通じて楽しみ、心身ともに元気よく過ごすことができるように大西店では、1月から2月上旬にかけて体力テストを実施しました。

実施種目は9種目。

①50m走(走力)

②上体起こし(筋持久力・筋力)

③長座体前屈(柔軟性)

④反復横跳び(敏捷性)

⑤5m時間往復走(敏捷性・持久力)

⑥立ち幅跳び(跳躍力)

⑦走り幅跳び(走力・跳躍力)

⑧ハンドボール投げ(巧緻性・投力)

⑨腕立て伏せ(筋持久力・筋力)

※実施種目は子ども達の能力に応じて一部変更しております。

まずは体力測定で使用する記入ファイルを作成していきます。

男子は青、女子はピンクのファイルを使用します。

そしてそのファイルに3枚の用紙を貼っていきます。

①体力測定表(目標設定表)

③の体力測定得点表を参照にして目標にする記録を記入する用紙。

②体力測定表

練習・テストの結果を記入していく用紙。

③体力測定得点表

目標記録の設定と自分の記録が何点か確認する用紙。

貼り付ける方向の説明を聞きながら気を付けて貼っていきますが、『あぁー!間違えた!』と貼り直す様子もチラホラ・・・。          

得点表を見ながら記入しやすいように上手に貼ることができました。

表面

裏面

記入表が完成したら各種目、練習から行います。

練習・テスト本番は目標記録を記入します。

体力テストは自分自身との戦い。

目標記録は『体力測定得点表』を見て自身で設定します。

目標記録が達成できたら次の目標へと、記録更新を目指して取り組んでいきます。

全種目テストが終わるとテストの記録を『結果記入表』に記入していきます。

作業内容①〜④を確認して順番に進めていきます。

①テスト記録を抜き出して記入

赤い線で囲っているところがテスト時の記録です。

2回実施している種目は、1回目、2回目と記録があるので、結果が良い方を記入していきます。

書き間違いがあると正確な結果が出ないので、数字の大小に気を付けながら(例えば50m走はタイムの数字が小さい方が速いなど)慎重に記録を記入していきます。

②『体力測定得点表』を見て得点を記入

③合計得点を出す

各種目の得点を『体力測定得点表』を見ながら、自分の記録が該当する箇所を見つけて記入していきます。

合計得点を出す計算方法は、足し算?引き算?掛け算?それとも割り算?の職員の問いかけに『足し算!』としっかり答えることができました。

④レーダーチャートを作成

最後の難所、レーダーチャートの作成です。

各種目で出した得点をグラフ上に記載している種目名とマッチングさせ、得点と同じ数字の箇所に点を打ちます。

9種目全て点を打ち終えると定規を使って点つなぎをしていきます。

完成!

早く作業が終わったら好きな色を塗りキレイに仕上げました。

一人ひとりが不足している要素を確認し、これからの運動プログラムで鍛えていきます。

次回の体力テストの実施は夏季休暇に予定しています。子ども達の記録更新がとても楽しみです。