みかん猪名寺、保育士の大道です。お花の活動を始めて一年が経ちました。
授業形式で行うものは、みなさん流れをよく理解していて、用紙に花の名前を記入していくなどスムーズに取り組めるようになっています。
12月の活動では、クリスマスの頃になるとお花屋さんに並ぶポインセチアの鉢植えを見てもらいました。「先生、これ本物のお花?」と不思議そうに眺めています。実際に赤い葉っぱに触れてみて確認するお友達もいました。
お正月によく見るハボタンも実物で紹介。キャベツみたいだね〜と笑い合いました。
シクラメンの葉っぱはハート型をしているよ〜と声をかけるとハート大好き女子♡は興味津々で観察していました。
その日は午後からクリスマスのアレンジメント作りに挑戦。
今回は、秋みつけで拾ってきた松ぼっくりを好きな色に塗ったり、オリジナリティあふれる松ぼっくりサンタを制作し、お花の代わりにしました。
まずはコニファー類をスポンジに自由に刺してもらいました。
4月にフラワーアレンジメントを体験された方がほとんどだったせいか、ためらいや迷うことなく自分の感性でどんどん生けていきます。
手書きのクリスマスカードも添えてお家の方へのクリスマスプレゼントができあがりました!
年が明けて1月は「春の七草」を紹介。春の七草の実物の寄せ植えを見てもらいました。
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これぞ七草!」みなさん元気に大きな声で復唱してくれました。
最後には七草粥の試食を!
2月のお花は香りのよいものが多く、ウメ、スイセン、ヒヤシンスの実物を嗅いでもらい香りの体験をしました。
今回の目玉はイチゴの苗。
イチゴの実を隠して葉っぱと花だけを見せて、植物の名前当てクイズ。「この植物は、みんなが大好きな実がなります!何でしょうか〜?」イチゴは大好きでも花や葉っぱを見るのは初めての方ばかりで、とても驚いていました。
2月の好きな花の発表ではイチゴがダントツの一位でした。
3月は午前に室内でお花の学習をして、午後から上坂部西公園に行き、学習したお花を見つけに行きました。
学習したお花が見つかるかな〜。
見つけたらシールを貼ります。
「先生、これシャガの花じゃないかな!こっちこっち〜」職員より先にお花を見つけて嬉しそうに報告してくれます。
「クリスマスローズって色んな形があるんだなぁ。」見つけたお花を丁寧にじっくりと観察している姿が見られました。
百花繚乱の公園で、みなさんに春という季節を全身で感じてもらえたのではないでしょうか。
花育(はないく)という言葉があるそうで、農林水産省によると「花や緑に親しみ、育てる機会をとおして、やさしさや美しさを感じる気持ちを育むこと」と書かれています。
みかん猪名寺店では、2023年度も少し形を変えながらも花育に取り組んでいきたいと思っています。