みなさま、こんにちは。過ごしやすい季節になりましたね。秋は夏から冬への通過点ですが、実りの秋とも言われるほどたくさんの変化が見られます。秋の醍醐味は紅葉と食べ物の収穫ではないでしょうか? お母様、お父様方は 家事に育児、お仕事など、さぞお忙しいことと思いますが、外に出て紅葉を楽しんでください。遠くに行かなくても近所の公園で十分です。変わりゆく赤や黄色、緑の葉っぱの下にいるだけで、自然の恵のシャワーを浴びて エネルギーを充電することができますよ。みかん杭瀬店でも時間がある時は ぜひ公園へ出かけたいと思っています。
それでは9月の課題の様子をお伝えします。
フワフワ宇宙人
静電気とはプラスとマイナスに帯電したもの同士が接触する時に互いに引き合う力のことです。磁石と同様に同じ極に帯電したもの同士は反発し合う性質があります。これにより静電気を帯びたものがゴミを引き寄せたり、フィルム同士が貼り付いてなかなかはがせないなどの現象が起こります。この性質を利用して宇宙人さんにダンスをしてもらいました。
すずらんテープを裂く動作はみかん杭瀬が力を入れている指先の巧緻性を鍛えてくれます。巧緻性に加えてもう二つのねらいがありました。実はこの単純な動作にストレス解消効果があるんです。やっていただけると実感してもらえると思うのですがテープをスーッと引き裂くととても気持ちがいいのです。やり始めると 止められるまでずっと続けてくれた子どももいました。もう一つは注視する力を鍛えることです。ビジョントレーニングでも注視する力を重要視していますが、じっと見る力は勉強でも必須の能力です。みんな裂くときはじっと見ることができていました。
手を触れないでものを動かす仕組みについても説明しました。学校の勉強で静電気が出てきたときにみかんでした フワフワ宇宙人を 思い出してくれる時が来たら本当に嬉しいです。
楽器あそび
前回の楽器遊びの際は すず を使いましたが、今回は太鼓の登場です。この太鼓は牛皮でできていてとてもいい音が出る本格的な太鼓です。みんながどんなに叩いても破れず、いい音が出ます。
最初は簡単なリズムから始めたのですが、みんなビックリするぐらい上手でした。リズム感が素晴らしく、どうしてこんなに最初からできるのだろうと こちらが感心させられました。
みんな上手でしたがその中でも群を抜いて異才を放っていた男の子がいました。その子を仮にB君とします。B君は普段は宿題や課題の時には落ち着けない時があり、集中するのが困難な事もありました。そのB君がバチを持った途端、自然に叩き出したのです!その格好も何というかベテランのようで、板についているのです。音も大きく綺麗に響き、どう見ても天性の才能のようにしか見えませんでした。杭瀬の音楽担当の先生も絶賛してくれました。その様子を見ていて 『持って生まれてくる』ということが本当にあるんだなーと思いました。B君の真剣な面持ちを垣間見て、将来、和太鼓のグループで活躍できるはずと、勝手な想像をしてしまいました。しかし、よくよく考えてみるとB君の才能はグループや規則に縛られていない場所だからこそ発露したのかも知れません。ひょっとして、学校の音楽会や合奏の時は、音符やリズムが決まっていてB君の才能にブロックがかかってしまうかも知れません。
他の子どもたちも、本当は好きで上手なことも 学校などの集団の中でみんな一斉に同じことをして、細かい規則やルールに従っていると、なかなかそれが表に出てこないっていうことがあるかも知れませんね。ゆっくり落ち着いて自分のペースで出来る時にこそ表れる才能をみんな持っているような気がしました。
他の活動の様子もご覧ください。
10月9日(土)にお芋掘り遠足に行きました。その様子は10月のブログでご報告しますね。みなさま、どうぞ深まりゆく秋をご堪能下さい。