カテゴリー: みかん杭瀬放課後等デイサービス

みかん 杭瀬店 5月後半 活動報告

みなさま、こんにちは。いかがおすごしですか?

今年は例年になく梅雨入りが早くなりましたね。本来なら5月は爽やかな五月晴れのはずが、本格的な雨の季節になってしまいました。お母さん方の悩みはなんと言っても洗濯ではないでしょうか? 『乾かない!!!』と言う声が聞こえてきそうです.

子どもたちの反応は千差万別です.雨に少しでも濡れるのを嫌う子や、反対に喜んで自ら水溜りにダイブしてしまう子や雨でも晴れでも同じように過ごす子など、それぞれそ子どもたちの性格が顔をのぞかせています.

いやな梅雨を乗り切るために梅雨の利点を考えてみました。

①梅雨の晴れ間があることで晴れの日のありがたみが身に沁みる.
②紫陽花(あじさい)など梅雨の花が美しい
③ 傘の花が咲く

気休めにしかなりませんが試しに梅雨の良いところを考えてみてくださいね。

みかん杭瀬では5月後半は

①文章をつくろう ❷
②迷路

に取り組みました。 それぞれ説明いたします。

① 文章を作ろう❷

5月の前半で単語をつなげて文章を作る試みをいたしましたが、今回は文節・助詞を意識できるように区切って、さらに難易度がアップしました。

子どもたち1人ひとりにあった文章(鬼滅の刃が好きな子にはキャラクターの名前を使用した文章)を作り取り組みやすいよう工夫しました。最初はたくさんの言葉のカードがあり、一瞬見ただけで『できない!』や 『わからへん!』などが聞こえてくることもありましたが、私たち職員はこれを予想して説明の仕方を考えていました。『まず、誰がするのかな?』と主語に気づいてもらうようにして少しずつ進めました。

『〜〜〜へ』 や 『〜〜〜を』を改めて学習する良い機会になりました。最初は乗り気でなかった子も文章が出来上がると嬉しそうな笑顔が見られました。私たち職員はこの笑顔がみたかったのです!

② 迷路

迷路は目と手の協応を考えて取り入れました。目から取り入れた情報に対して手を使って適切に処理をする能力を高めることが目的です。レベルは様々で子どもたちに適した難易度を選びました。最初は少し簡単に感じるものから始め徐々に難しくしていきました。

初日はあまり考えずに手だけが先行して壁に当たると向きを変えるといった様子でしたが、3回目、4回目になるとまず、目で進む進路を確認して、行けそうであれば手を動かすという姿が見られました。

迷路や本読みが極端に苦手なお子さんは、まず見ようとしているものを確実に捉え、それをはっきり見て認識する必要があります。視力に問題がなく、よく見えているように見えても、実は 『見る力』に弱さがあり、本当の意味で見ることができていない ということが起こっている可能性もあります。 みかん杭瀬店ではこれからも 目と手の協応 を重視して課題に組み入れていきます。

普段の活動の様子もご覧ください。

次回、6月のブログを出す頃には梅雨が明けていることを願っています。みなさまに、このブログを読んでいただけることが私たち職員の励みになっています。 ありがとうございます。

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みかん 杭瀬店5月 活動報告

新年度が始まり、一ヶ月が経ち 子どもたちや保護者の皆様も新しい生活に慣れてきた頃かと思います.これからじっくり落ち着いて一人ひとりの目の前の課題に取り組んでいける時ですね。 私たち職員がみかんで出来ることは

・子どもたちの思いを受け止め、寄り添う
・子どもたちの変化に気付き、良いことは愛情いっぱいに褒めてあげる、良くないことは子どもたちがわかるように伝えていく
・子どもたちが一人ひとり自分の課題を乗り越えられるようサポートし、見守る

です。課題はさまざまで、それぞれ一人ひとり違います.席に座って話を聴くから他の人の気持ちに気付くまで色々ですが、私たちは子どもたちの目の前にある課題を一つずつクリアできるようお手伝いします.

子どもたちにとって一番頼りになるのがお父さん、お母さんで、私達職員もかなわないです.しかし身近すぎて時にはお父さんやお母さんに言いにくいことや困っていることも、適度な距離感にあるみかんの先生には言いやすいかも知れません.私たちは そういう隙間に入れる、子どもたちが何でも話しやすい頼りがいのある職員を目指しています。

今月前半の活動は 

① シール貼り
② 文章を作ろう

それでは一つひとつ説明させて頂きます

①シール貼り
シール貼りを正しく行うには色の認識、場所の確認が必要になります。このシール貼りは4月の課題でもありました巧緻性とも関係しています。


指定の場所にはみ出さずに貼るという細かな作業はこの年代の子どもたちにとっては簡単ではありません。赤とピンクは同じ暖色系の色で似ていますが、やはり明確な区別が必要です。このシール貼りでは 見本と同じように貼る場所と色を確認する作業ができるようになります.

じっと座っているのが苦手な子どもたちもシールを剥がしたり、貼ったりする作業は楽しいようで夢中になっていました.

口を出しすぎないように見守っていると子どもたちの動作の意味がわかってきます.そこを見逃さずにいいタイミングで声がけすることを意識しました.

② 文章を作ろう

私たちは何気なく言葉を使っていますが、この能力って本当は素晴らしいですよね.言葉のおかげで意思を伝えることができ、相手の思いも知ることができます.あまり意識して使っていない言葉だからこそ、時には見直してみると自分では気づかなかったような発見があるかも知れません.それは子どもたちにとっても一緒です。

言葉を探そう では普段使っている単語でも、たくさんの平仮名の中に埋め込まれているとなかなか見つけにくいものです.子どもたちは左右、上下見ながら一生懸命、考えてくれました.口を出さずに見守っていると時間は多少かかっても見つけ出せる子が多くいました. どうしても分からない時だけ最初の一文字をつたえると、『あっ、あった!』『あっ、これわかってた!』と言って自分で納得していました.一つ見つけると後は達成感を感じたのか自分自身で最後までやり抜く姿勢を見せてくれました。

もう一方の 3つの言葉を使って 文章を作ろう は意外に難しい作業になります.と言うのも、日本語は主語が省略されることが多く 通常のプロセス、主語、目的語、動詞の語順がなかなか思いつかなかったりするからです。私たち職員が主語が省略できる場合でも、時にはちゃんと使って子どもたちにもわかるように伝えていきます.

5月前半のその他の活動の様子もご覧ください。

5月後半のブログもご期待ください!

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みかん 杭瀬 4月  後半 活動報告

③体幹トレーニング

今月も体幹トレーニングを実施しました。先月と違った動きを取り入れています。
みんなで和になって一つの動きを作り上げました。
手を繋いで足を上げると、大きなお花の出来上がりです。

一人ひとりに合わせた動きにも注意を払っています。

子どもたちを見ていて、「先月できなかったのに今月は何とかできている!」
という発見もありました。
体幹トレーニングは何歳になても必要なので今後も続けていきます。

鯉のぼり制作

5月5日の子どもの日に向けて、鯉のぼりを制作しました。
子どもたちは工作が大好きです。
鯉のぼりは鯉のぼりなのですが、みんな少しずつ微妙に違って、
子どもたちそれぞれの個性が出ています。

子どもたちの表情を見ていただけないのが残念です!

⑤ おうち制作

段ボール箱を近所のスーパーから頂いて、子どもたちが実際に入れるお家を制作しました。

写真でご覧いただけるように、『ここにドアをつけよう』 『テーブルはここに作ろう』と子どもたちは一生懸命想像しながらこれらのお家を作ってくれました。

これだけの大きな段ボールなので、みんなで協力しながら、『ここ持ってて』『ガムテープ貸して』など声を掛け合いながら作業しました。出来上がった後、3日間ほどは潰さずにみんなで楽しみました。

大人から見たら単なる段ボールの家ですが、子どもたちにとっては特別な意味があります。一つの同じ部屋にいても空間を区切っていることで “秘密基地“ “安全地帯” の役割があります。私たちはこういう子どもの思い、冒険心を大切にしています。

その他の活動の様子もご覧ください。

4月は春休みもあり、たくさんの課題をしました。私たち職員は子どもたちの笑顔や悔しそうな顔、達成感に満ちた顔を見ることができました。このような子どもたちの反応、順応ぶりが私たちのやる気を掻き立ててくれました。
今後も工夫して、試行錯誤して、子どもたちにとって最高の経験をプレゼントできるよう走り続けます。保護者の皆様のご協力に心より感謝しています。

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みかん杭瀬店 4月 活動報告

みなさま、こんにちは。新学年を迎え、子ども達も新しい環境に慣れてきた頃かと思います。杭瀬の子ども達は小学一年生から二年生に進級しました。今までは自分たちが一番下で上級生にお世話していただく立場だったのが、新一年生が入学してくることによって今度は自分達がお世話してあげる番になり、ちょっぴりお姉さん、お兄さんになったようですね。

① 音楽療法

月に1回ある音楽療法を子ども達は楽しみにしています。毎回、新しくなっていて、音楽に合わせて体を動かしたり、クイズがあります。何よりも楽しみにしているのが、触れることができる教材があることです。珍しい楽器や、手作りのボールや絵本と連動した遊びがあり、毎回違うのです!!

『今日は何だろう?』という感じでみんなワクワクしています。

見ているだけでなく、実際に触って自分で演奏できるのが音楽療法の醍醐味です。 その音を出すときに周りと合わせながら演奏することで綺麗なハーモニーが出来上がります。子ども達は初めてマンドリンを触って興味津々です。この音楽療法で初めてを経験することがたくさんあります。

クラス全員でする活動と一人ひとりがする活動が上手くバランス良く組み込まれていて、楽しすぎていつもあっという間に時間が過ぎてしまいます。

終わったばっかりですが、みんな次の音楽療法を楽しみにしています。

② 文章聞き取り訓練 & 指先の巧緻性

みかんではいつも終わりの会の前に絵本の時間があります。(よほど時間がない場合は除きます)
子ども達が飽きないように、職員が図書館へ借りに行って毎回違う絵本を読んでいます。

今回の課題は絵本の読み聞かせをしたのですが、いつもとは違い読み終わったあとに本の内容に関する質問をしました。

真剣に聞き入る子ども達。職員の読み聞かせにも工夫が凝らされています。大袈裟な表現は避け、子ども達が集中しやすいような速さで一人一人とアイコンタクトを取りながら読み進めます。

内容理解の質問に答えるのはそう簡単ではありません。 まず、話の大まかなストーリーが分かっていないと答えにくいです。積極的に手を上げて発表してくれたり、分かっているけど手を挙げるのが恥ずかしくてじっと見ている子ども達もいました。 私たち職員がこの質問は難しいかな?と思っていた問題もしっかり答えることができる子ども達もいました。内容理解の質問は答えることができるのが重要なのではなく、子ども達が『何だったっけ?』と聞いた話を振り返り思い出そうと考えることがこの課題の本質です。そうすることで記憶力や記憶の定着が促進されるからです。

もう一方のグループは巧緻性を高める訓練です。巧緻性(こうちせい)とは指先の器用さを意味します。巧緻性と学力には密接な関係があるといわれていますが、私たちが巧緻性に重きを置くのには別の理由があります。巧緻性が高いと生活しやすくなると言われているからです。手指の巧緻性を研究する川端博子教授(埼玉大学)らが2007年、小学6年生518名を対象に実施した調査によると、巧緻性を測定する「糸むすびテスト」で成績が上位だったグループは、そうでないグループと比べてさまざまな学習活動を楽しんでいた そうです。

学校で同じことをするとしても、楽しんでするのと 苦手意識を持ちながらするのでは雲泥の差が出てきます。子ども達が生活しやすくなるようなお手伝いができることを願ってこの課題を作りました。

かわいいライオンさんに洗濯バサミの立髪をつけていきます。大人にとっては簡単なことですが、この年の子ども達にとっては 力を入れ目標の場所まで持続させ離す という一連の動作は意外に大変なのです。 かわいい動物に興味をそそられ集中して取り組んでくれました。

こちらは 赤、青、黄、緑色の枠に同じ色のゴムをかける訓練をしてもらいました。今度は色の認識の要素も入ってきて少しグレードアップしています。最初は上手くできなくて不機嫌になっても、回を重ねるたびに上手くできるようになり、全部できると誇らしげな笑顔を浮かべていました。


今後も 指先の巧緻性に関しては 継続的に進めていく予定です。

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杭瀬店 3月 活動

みなさま、こんにちは。 みかん杭瀬店では、今月もいろいろな活動を通して、多くの学びがありました.

① Uber eats で注文

3月6日(土)のおやつをuber eats で注文しました!
その時の子どもたちの様子をご覧ください。

最初にインターネットの使い方、注文の仕方を理解して、

実際に子どもたちに注文のクリックをしてもらいました.

画面を見ながら、配達員さんが今どの辺まで来ているかを地図で確認しています。『あっ、もうここまで来てる!』、『もうすぐや!』と子どもたちが私たち職員に教えてくれるようになりました。

配達員さんが到着しました。
どんな方が来てくださるかは、あらかじめ画面を見て子どもたちは知っていました。 みんなで大きな声で『ありがとうございます。』とお礼を言いました。

みんな自分たちで注文した サーティワンのアイスをおいしそうに食べました。
Uber eats 体験は 現代社会では欠かすことのできないIT技術を使って、注文をしたり、地図を見たり 多くの学びがありました。

今後もこれから先 子どもたちが体験するであろうことをちょっと早めに みかんで経験していただきたいと思っています。

② 楽器あそび

あそびと言っても、ちゃんとした楽器用の鈴を使っているんですよ。
まず、楽器の使い方の説明を聞いて、何人かに前に出てお手本になってもらいました。

みんなの演奏をよく見て、今度は実際に鈴を持って演奏しました。

みんな真剣に鳴らしてくれました。鈴は簡単なようですが、集中してたたかないときれいな音が出ないんですよ。最初は振り回す子どももいましたが、最後には、杭瀬店にきれいな鈴の音が鳴り響きました。

③体幹トレーニング

遊びの要素を取り入れながら、バランス感覚や体幹を鍛えるトレーニングを行いました。幼児、児童は頭の比重が大きく、バランスが取りにくく、転びやすくなっています。児童から思春期にかけて大人と同じようにな体型になっていきます。

新体操のリボンのような道具を使って、音楽に合わせて踊りました。しかし、これは単なる踊りではなく、この動きの中には体幹を鍛えるトレーニングが隠されていました。

子どもたちは普段しない動きに、意欲的に取り組んでくれました。『もっとしたい!』や 『このリボン欲しい!』という声も聞こえてきました。

④ ◯❌クイズ

まず、最初にクイズの説明を真剣に聞く子供たち。

クイズの出題も子どもたちに任せました。

このクイズの面白いところは、最初は自分で考えて◯❌に進みましたが、周りを見てやっぱり違う方へ変えたり、人数の多い方へ変えたりと、他のお友達の動向を気にしながら、最終的に◯❌を決めたりしたことです。

自分中心から周りも気にする姿が見られて、他者意識が育まれているのだとわかりました。

普段の活動の様子もご覧ください。

もう、桜が満開になりましたね。来年の桜が咲く頃には3年生になる子供たちにとって これからの2年生の時期が 最高の思い出が残るよう職員一同 取り組んで参ります。