日中はまだ暑さが残りますが、朝夕は随分涼しく秋らしい気候になってきました。
夏に疲れた身体を、この涼しい時期に整え活動的な秋へ向けていきたいですね。
園田第二の子ども達はほとんどが中学3年生となりました。高校卒業後の進路についても思いが巡る節目の時期でもあります。ここは行けるかもしれない、これには興味を持ってもらえるかもしれない、と子どもたちの成長に合わせて新しい活動を日々検討しています。そんな中、職員も緊張感を持ちながら、今回はレストラン学習にチャレンジしました。その時の様子をお伝えします。
どこへ行くのか、何を注文しようか、この日の事をみんな楽しみにしていたようです。
公共施設でのマナーは事前に確認してから、さあ、お店へ。

今はメニュー選びはQRコードやタッチパネル操作のお店もずいぶん増えており今後も普及が進むと思いますが、パネル操作は先の目標として先ずは紙ベースのメニュー表で選んでいく練習からです。どれくらいのメニュー数があるのかという点でもこっちの方が子ども達にとっては物理的に見通しが持ちやすいですね。


自分でメニューを決める事が難しい人には、事前に保護者さまよりお聞きしていたので、メニュー表を職員が指さして示し、これを注文しようねと伝えます。予算を考えて注文できる人は自分で選ぶ練習です。 友達と同じものだった時、一緒だね~!好みが同じも気づけます。


お目当ての食べたかった食事がいい匂いと共に届くと、お腹がすいていたこともありとても嬉しそうです。 ソースの焼けたにおいやチーズのとろけるにおいは食欲をそそります。ご家族とではなく給食でもなく、 友達と行くレストランもまた新鮮な経験です。 みんなで食べるご飯は美味しい、、、!

レジでの支払い練習については他のお客様のご迷惑にならないよう考慮し、今回は職員が代理で済ませました。食事のマナー、公共施設でのマナー、友達と食事をする楽しさ、予算を考えた注文など様々な事を学習する機会がもてました。お店の方にもご協力頂き本当にありがとうございました。
自宅では一人でゲームをしたり動画視聴したり過ごし方が限定的になりがちです、という保護者様からの声も少なくありません。なので将来の余暇活動の充実はとても重要なものになります。生活の質を高めるだけでなく彩りも与えてくれるはずです。このような新しい経験を通して自信を持ち、小さな事に興味関心が芽生え、自立に繋がる何かに気づけられたらと願います。
そんな思いも込め、今後も子供たちの新しい経験を大切にし、将来の自立に向けた活動作りに励んでいこうと思います。