みなさま、こんにちは。9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
しかし もうすでに秋の気配も感じられる様になりました。モールに行くと秋物の服が揃っていたり、陽が落ちるのが早くなったり、夜には鈴虫の声が聞こえたりしています。
この夏の終わりのひと時をリラックスしてのんびり過ごすことができると 厳しい寒さの冬にも耐えるエネルギーが私たちの中に溜まっていきます。
人生もそうかもしれません。 子ども時代をゆったり愛情を注がれた子どもたちは 厳しい社会に出ても立ち向かっていく忍耐力が備わっていきます。
杭瀬の子どもたちが成人して社会に出る時に みかんで学んだことがお役に立てるような療育を提供していきたいと スタッフ一同 取り組んでいます。
夏休み中に行なった活動の一部を紹介させていただきます。
この夏は気温、湿度ともに高かったため 公園遊びは控えて その分、室内遊びを充実させました。
① 夏祭りウィーク
盆踊りや夜店のイメージをして 店舗コーナーを作り 子どもたちにお祭りの雰囲気を味わってもらいました。
夏祭りウィークの前の週から子どもたちには提灯などの飾り付けを制作してもらい気持ちを高めていきました。
盆踊りの『炭坑節』を皮切りに踊りその日の祭りがスタートします。





お魚釣り、的当て、ペットボトルチャレンジ、ゴーゴーキャップ、ピンポンでポン、輪投げなどのコーナーを回り チャレンジが終わるとお菓子がもらえます。そのお菓子を入れる袋も子どもたちがイラストを描いて自分だけの袋を用意していました。
このような非日常の世界に触れることは子どもたちの情緒を豊かにする上で非常に重要だと私たちは考えています。 デジタル化が進んだ現代ではそのような機会が少なくなってきています。 みなさまのお家のお近くで 神輿かつぎや地域の行事がある時は 積極的に参加されると何か新しい発見があるかもしれませんね。
② 制作
夏に因んだ制作を楽しみました。 海の生き物や花火などを作り出来上がった作品は教室に飾りました。




夏休みのこの時間だからこそ できる作品がありました。 打ち上げ花火の火の粉を 一人ひとりが作り 最後に真っ黒な夜空に貼り付けました。 みんなの火の粉が合わさって一つの大きな花火が完成しました。 教室の天井にディスプレイして 打ち上がった花火を見上げて 達成感に酔いしれました。
③ 音楽あそび
楽器に触れて音楽を楽しむ取り組みは これまでも継続的に行ってきました。 夏休み中はいつもよりも ゆったりと時間をとって 子どもたち一人ひとりの『やりたい気持ち』に向き合うことができました。




キーボード、鉄琴、タンバリン、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、カリンバ、太鼓 などを用意して 子どもたちに選んでもらって 演奏しました。
音楽は自分を表現するとても良い手段だと私たちは考えています。 子どもたちの内面にあるものを楽器を通して音で表現することは言葉とはまた違った持ち味があります。
中には楽器に興味を持って、登所するとすぐに『キーボード弾く!』と張り切って伝えてくれるお子さんもいるんですよ。
継続的に行なっている課題なので子どもたちの進歩もよく感じ取れました。
その他の活動の様子もご覧ください。





これからは残暑とともに 台風が多くなる季節にもなります。 子どもたちの送迎時に暴風や大雨などが重なる場合は十二分に安全に配慮し 気を引き締めて参ります。 次回のみかんブログ更新は10月初旬に予定しています。