先日紹介しました 「自主課題」 の中にも日常生活課題があります。
お盆を配るお手伝いや、自分の使った道具の解体、整理、掃除などをしてもらっています。
おやつの時は当番制を取り入れています。
お当番さんは座っているお友達の名前を順番に呼んでいき、名前を呼ばれたお友達は
「はい!」 と返事をしてお当番さんの元へ行き、お当番さんは 「どうぞ」 と顔を見て両手でお盆セットを渡します、受け取ったら 「ありがとう」 の言葉を忘れずに伝えます。
待っている姿勢も大事です、正座をし、背筋を伸ばして手は膝に置き呼ばれるのを待ちます。
お当番の子は皆の前に立ち大きな声で発信する事により、自信をつけてもらい、普段発信が難しい子が発信できるように、待っているお友達は呼ばれる順番をきちんと待つ事で周囲に合わせた行動の練習になります。
課題が終わり、自分が使った課題を最初の状態に戻す為に解体、整理する時は
丁寧に綺麗に直す事を声かけ、促しています。
自主的にやってもらえるよう、解体スペースを設けており、そこに使用済みの課題を直します。
使った物を直す事を自らすることにより、道具を大切に扱う気持ちをもってもらえたらと思って継続しています。
掃除や、食器を洗った後の拭く作業は汚れた物が綺麗になると 気持ちがいい という事を
感じてもらえるように日々お願いしています。
ただ掃除や食器を拭く練習をするのだけではなくて、自分のやりたい事を少しガマンして
周囲に合わせた行動をする事で気持ちのコントロールを養ったり、自分以外の人の役に
立っている事や、上手に出来て褒められる喜びを育むなど、ソーシャルスキルを身に着ける事も意識しています。