こんにちは!園田第二です。
日中の暑さが本格化してきましたね。公園やお散歩などで外出する時は日影の多い場所を選んで、こまめな水分補給を心掛けています。
さて、園田第二ではこれまで、手の動作とことばの発達を促す「てことば」の時間を週1回、設けてきました。新学年となり、子供たちも随分成長してまいりました。
将来の事もそろそろ考えながら…ということで、新しい試みとして就労に向けた作業系課題と社会生活に必要であるSST、身辺自立等を加えこれまでの週1回から週2回に増やして取り組み始めました。
その作業系課題のセットは武庫之荘店様よりご協力頂いて、いくつかお借りしています。ボールペンやボルトナットの組み立て等、見本が視覚化され、作業終わりも明確になってある為、子ども達にも分かりやすく、準備さえすれば職員が特別に説明を加えなくても直ぐに作業に入る子もいました。
容器の底面が半球状になり左手で固定しないと倒れる仕組みになっています。左右の手の協応動作を促します。
ボルトナットでは手順がテレコになり上手くはまらないことがあると、自分で見本表に視線を落とし、確認する場面も見られました。回す押し込む等、指先を細かく動かす事が必要となってくるので集中力の強化にもなっています。
はさみは複雑に指先を使うので途中で休憩もしたくなるのですが、細かい作業であっても自分の好きな電車や着せ替えとなると、その完成を見通し楽しみに感じると、最後までやり切る力もついてきています。
SSTでは普段の活動の中でもおもちゃの貸し借り、順番を待つなどの実践もしておりますが、プリントでも取り組んでいます。職員と一緒に各項目ごとに自身の感じる気持ちを整理し気持ちを表現出来る言葉を増やせるようにしています。
その他も手先の巧緻性を促す様々な作業に取り組んでいます。
また、身辺自立面では裏返った服を元に戻して畳む事やトイレットペーパーを適量ちぎって拭く等基本的な生活習慣の内容を予定しています。
先ずは工程を細かく分けながらスモールステップで獲得することを目標にしていきます。子供たちに寄り添う気持ちを持ちながら、子ども達が社会に出る時に必要な力、自分で生きていく力を時間をかけてゆっくりと確実に育んでいきたいと思います。