新年度が始まり、一ヶ月が経ち 子どもたちや保護者の皆様も新しい生活に慣れてきた頃かと思います.これからじっくり落ち着いて一人ひとりの目の前の課題に取り組んでいける時ですね。 私たち職員がみかんで出来ることは
・子どもたちの思いを受け止め、寄り添う
・子どもたちの変化に気付き、良いことは愛情いっぱいに褒めてあげる、良くないことは子どもたちがわかるように伝えていく
・子どもたちが一人ひとり自分の課題を乗り越えられるようサポートし、見守る
です。課題はさまざまで、それぞれ一人ひとり違います.席に座って話を聴くから他の人の気持ちに気付くまで色々ですが、私たちは子どもたちの目の前にある課題を一つずつクリアできるようお手伝いします.
子どもたちにとって一番頼りになるのがお父さん、お母さんで、私達職員もかなわないです.しかし身近すぎて時にはお父さんやお母さんに言いにくいことや困っていることも、適度な距離感にあるみかんの先生には言いやすいかも知れません.私たちは そういう隙間に入れる、子どもたちが何でも話しやすい頼りがいのある職員を目指しています。
今月前半の活動は
① シール貼り
② 文章を作ろう
それでは一つひとつ説明させて頂きます
①シール貼り
シール貼りを正しく行うには色の認識、場所の確認が必要になります。このシール貼りは4月の課題でもありました巧緻性とも関係しています。
指定の場所にはみ出さずに貼るという細かな作業はこの年代の子どもたちにとっては簡単ではありません。赤とピンクは同じ暖色系の色で似ていますが、やはり明確な区別が必要です。このシール貼りでは 見本と同じように貼る場所と色を確認する作業ができるようになります.


じっと座っているのが苦手な子どもたちもシールを剥がしたり、貼ったりする作業は楽しいようで夢中になっていました.

口を出しすぎないように見守っていると子どもたちの動作の意味がわかってきます.そこを見逃さずにいいタイミングで声がけすることを意識しました.
② 文章を作ろう
私たちは何気なく言葉を使っていますが、この能力って本当は素晴らしいですよね.言葉のおかげで意思を伝えることができ、相手の思いも知ることができます.あまり意識して使っていない言葉だからこそ、時には見直してみると自分では気づかなかったような発見があるかも知れません.それは子どもたちにとっても一緒です。

言葉を探そう では普段使っている単語でも、たくさんの平仮名の中に埋め込まれているとなかなか見つけにくいものです.子どもたちは左右、上下見ながら一生懸命、考えてくれました.口を出さずに見守っていると時間は多少かかっても見つけ出せる子が多くいました. どうしても分からない時だけ最初の一文字をつたえると、『あっ、あった!』『あっ、これわかってた!』と言って自分で納得していました.一つ見つけると後は達成感を感じたのか自分自身で最後までやり抜く姿勢を見せてくれました。


もう一方の 3つの言葉を使って 文章を作ろう は意外に難しい作業になります.と言うのも、日本語は主語が省略されることが多く 通常のプロセス、主語、目的語、動詞の語順がなかなか思いつかなかったりするからです。私たち職員が主語が省略できる場合でも、時にはちゃんと使って子どもたちにもわかるように伝えていきます.
5月前半のその他の活動の様子もご覧ください。





5月後半のブログもご期待ください!